第3回 「初めて行ったポールのコンサート」

1966年「THE BEATLES」としての来日以来、ようやく1980年ポールマッカートニーが「WINGS」としての来日が決定し、大学入試を控えた私(大滝)は勉強も手につかず?どうやってチケットを手に入れるか、日夜悩んでいました。その時大滝の母から「もし入試に受かったら、ロンドンでもニューヨークでも観に行って良いから、今回は諦めて入試に専念して!」とのアピール。それを信じた大滝はチケット購入を諦め、受験に専念!その甲斐あって無事大学へ入学出来ました?

しかし、何とポールは成田空港で逮捕!公演はキャンセルとなり、ラッキー?と思った私でした。

その後、時は流れ1990年3月、待ちに待った再来日が発表されました。後援にフジテレビの名前を見つけた私は、すぐにフジテレビに勤務する同級生に頼み、ナイスシートをゲット!当日東京ドームに行くと、何と場所はど真中の前から数列目の関係者席でした。ドームへ向うまでの数々の珍事は割愛させて頂き、当日の模様を優先して報告します。

大スクリーンに1960の数字と当時の映像が流れ、だんだん現代に近づき、最後に「And now!」の文字と同時に、暗転と爆発で1曲目「JET」がスタート。私は大興奮で、自分の中学校時代の席順や同級生の顔が走馬灯の様に駆け抜ける中、涙が止まらず全曲熱唱したのでした。

音もドームなのに、あまりに前の席のため、とてもクリアで最高でした。生きていて良かった!と感じ、夢見心地で帰り道を歩んだことが昨日のことの様です。

その後の来日も欠かさず出席?しましたが、ポールもちょっとお年を召したのか、この時程の興奮はさせてもらえませんでした。その分も1990年のTHE BEATLES以降の初来日ステージは、私にとって特別なステージでした。

また今度来ても、きっと行くのだろうなとの思いと、もうあの興奮は味わえないだろうと思う寂しさの入り交じった、不思議な気持ちの私です。
2005.7.24