第4回「ジョンとポールの対比」

一般的には商業ペースのポールと芸術家肌のジョンと言われています。私も例に漏れずに若い時?は耳馴染みの良いポールに憧れて、ある程度年齢を重ねるとジョンの詩的な部分が好きになったりしました。もっと初歩的な言い方だと、作詞のジョンと作曲のポールみたいに思われた時期もあります。最近の私はまたポールの良さを再確認しています。

今回はその部分に関して書こうと思います。

ポールは『楽器を鳴らす』という才能に長けたミュージシャンたという点に改めて気付きました。ヘフナーなバイオリンベースという安い?楽器をあそこまで機能させたのはポールだけでしょう。その後ファッションでバイオリンベースを弾いた人は沢山いますが、ポール程サウンドの中での存在感を出した例は聞いたことがありません。リッケンバッカーにしても同じです。アコギ弾き語りでも、決して難しいプレーはしませんが、楽曲の表現の上でしっかりとアコギの良さを聞かせてくれます。ピアノに関しても、決してピアニストでない彼がプロになってから始めたとは思えないプレーをします。左利きの利点を生かした左手の動きや、簡単な事を弾いているのに格好良く聞こえるプレー等は特筆すべき事です。彼のドラムに関しては、今回は触れないでおきます。

ビッグアーティストのためあまり注目されませんが、私も同じミュージシャンとして前記の部分を再評価しています。今の私の音楽活動でもこの『楽器を鳴らす』という点がキーポイントとなっています。

賛否両論あると思いますが、是非みなさんのご意見を聞かせて下さい。
2008.10.4